「山本鼎版画大賞展受賞作コーナー」常設について

趣旨

 「創作版画の父」と称される山本鼎の精神に基づく、芸術性、創造性豊かな版画作品や、新人の意欲的な作品発表の場とすることを目的に、1999(平成11)年からトリエンナーレ(3年に一度の意)で始まった「山本鼎版画大賞展」は、2008年(平成20)年に第4回目を迎え、展覧会が盛大に開催されました。
 記念館では、第1回から第4回までの各回とも、大賞1点、及び、準大賞2点の計3点ずつ、合計12点を買い上げ、所蔵作品としてきました。
 これらの作品はいずれも、山本鼎の「創作版画」の精神を引き継ぐと同時に、現代的なセンスにあふれ、みずみずしい感性で制作されています。
  山本鼎の作品とあわせてこれらの版画作品を鑑賞していただくことによって、時代を越えた「創作版画」の魅力を味わえることでしょう。

 

展示について

 版画の魅力を味わうには、その技法を知ることも重要な要素です。山本鼎の技法であり、日本の版画の主流であった凸版(木版)から、凹版(銅版画等)、平版(リトグラフ等)、孔版(シルクスクリーン等)へという技法の変遷を解説パネルにして展示することによって、山本鼎の「創作版画」の始まりから、現代版画の潮流がわかるような展示になっています。

 

開催要項

展示順 氏名 作品名 版種 技法 寸法
(縦×横、cm)
第一期 朴再英 お出かけU 凸版 水性木版 91×60.5 第一回 準大賞
第一期 立川公子 水門 凹版 凹版(エッチング) 75×100 第一回 大賞
第一期 山本桂右 Staircase B 平版 リトグラフ 60×85 第三回 準大賞
第二期 桂川成美 turn around 凸版 水性木版 72×91 第二回 準大賞
第二期 東弘治 王国の午後 凹版 エッチング 46.7×76.8 第一回 準大賞
第二期 東樋口徹 めがね 孔版 スクリーンプリント 64×91 第三回 準大賞
第三期 田中恵美 A DAY OF THE SKY 1 凸版 木版 90×90 第三回 大賞
第三期 松田修 round home-1 凹版 銅版 63×90 第二回 準大賞
第三期 八木文子 十畳間 凹版/孔版 銅板・シルクスクリーン 107×79 第四回 大賞
第四期 いしだふみ WORK 240302 凸版 コラグラフ 100.5×76.5 第二回 大賞
第四期 立川公子 水門 凹版 凹版(エッチング) 75×100 第一回 大賞
第四期 山本桂右 Staircase B 平版 リトグラフ 60×85 第三回 準大賞
第五期 三瓶光夫 FUNNYPLANT-ソノママデイイ 凸版他 木版・メジュウムはがし刷り 90×90 第四回 準大賞
第五期 東弘治 王国の午後 凹版 エッチング 46.7×76.8 第一回 準大賞
第五期 東樋口徹 めがね 孔版 スクリーンプリント 64×91 第三回 準大賞
第六期 山下武美 二つの遺伝子”by two genes” 凸版他 凸版拓刷り・カラーコピープリント 24×37 第四回 準大賞
第六期 松田修 round home-1 凹版 銅版 63×90 第二回 準大賞
第六期 八木文子 十畳間 凹版/孔版 銅板・シルクスクリーン 107×79 第四回 大賞

第一期 平成21年5月11日〜平成21年8月9日(予定)
第二期 平成21年8月10日〜平成21年11月8日(予定)
第三期 平成21年11月9日〜平成22年1月11日(予定)
第四期 平成22年1月14日〜平成22年4月4日(予定)
第五期 平成22年4月5日〜平成22年7月4日(予定)
第六期 平成22年7月5日〜平成22年10月3日(予定)

 

問い合わせ

上田市山本鼎記念館
〒386‐0026 長野県上田市二の丸3−4
電話/FAX 0268−22−2693