平成22年春季企画展「上田地方の古代・中世・近世文化II ―最近の調査成果から―」
会期 平成22年3月20日(土)〜5月16日(日)まで
会場 信濃国分寺資料館展示室(無料駐車場あり)
時間 午前8時30分から午後5時
休館日 毎週水曜日・3月22日・4月30日・5月6日(5月5日は開館)
入館料 一般250円、高校・大学生180円、小・中学生60円
(20人以上団体割引 一般200円 高校・大学生100円 小・中学生40円)
内容

 上田地方には古代から近世までの遺跡が多数存在し、近年の市教育委員会の発掘調査により、その生活や文化の解明が進んでいます。最近では信濃国分寺跡や上田藩主居館跡はんしゅきょかんあとで調査が行われました。また市内各地の遺跡から出土した遺物の再整理事業が行われています。

 国指定史跡の信濃国分寺跡では、平成16年に僧寺南大門跡が発掘調査され、大規模な八脚門はっきゃくもんであることが確認されました。周辺からは創建期の八葉複弁蓮華文はちようふくべんれんげもん軒丸瓦が出土し、瓦葺かわらぶきの可能性が推測されています。またこの地点からは石を敷き詰めた暗渠あんきょ排水遺構が広い範囲で検出されました。平成18年には僧寺の西門跡が調査され、四脚門しきゃくもんであることが確認されました。この四脚門の西側には方形の石列が検出され、方三間ほうさんげんの建物跡と推測されました。

 大手の上田高校敷地には、江戸時代に上田藩主の居館が建てられていました。この高校敷地の南東隅に位置する合宿所の改築に伴う調査が、平成21年5月に実施されました。その結果、江戸時代の陶磁器・瓦や貨幣の「寛永通宝」が出土しました。また明治時代以降の陶磁器・ガラス瓶・貨幣なども出土しました。

 さらに合併前の旧町村で発掘調査された土器などの遺物が、平成21年度に整理・復元されました。この遺物が整理された遺跡は雁石がんぜき遺跡・四日市遺跡(真田地域)、江戸窄えどすぼ遺跡・ノ口遺跡(武石地域)などで、特に岩ノ口遺跡では大型の深鉢ふかばちなどが復元されました。また近年確認された上田市立西内小学校所蔵の縄文時代中期の貴重な焼町式土器も展示しました。

 今回の企画展では、こうした新しく発見・復元された資料を通して、上田地方の歴史と文化を紹介いたします。

展示説明会

3月27日(土)・4月25日(日)、午前10時、午後2時から各1時間程度、当館職員が展示解説を行います。
(事前の申し込みは不要で、当日時間までにご来館願います。なお入館料が必要。)

問い合わせ 信濃国分寺資料館 (TEL 0268-27-8706)